今こそ「資本論」を読もう 2017.4, 5

◆入社式

 桜の季節から新緑の季節へと、季節は移り変わろうとしています。
 4月の初め全国の企業で入社式が行われ、新社会人が誕生しました。彼らを待ち受けている社会はどんな社会なのでしょうか。入社式を報じるニュースで、トヨタ自動車の社長が「安定した会社に就職して将来は安泰、などと思っていてはいけない。」と話していたのが印象に残りました。

 数年前サンヨー電器がパナソニックに吸収され、昨年はシャープが台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業に買収されました。そして今、東芝は、子会社のウエスティング・ハウスが巨額の損失を出して破綻したため、主力の半導体事業を売らねばならないとか、決算発表を再三延期しなければならなかったとか、危機的状態に追い込まれています。
 こういったことが(これらに限りませんが)、トヨタ社長の挨拶の背景にあると思われます。世界的な大企業といえども経営難・破局に陥る時代なのです。今の不況がより深刻になるかも知れません。時代も移り変わろうとしているようです。

 マルクスは、資本主義経済(社会の生産物がもっぱら商品として生産される社会)では、景気変動(好況と不況・恐慌の繰返し)が避けられないことを明らかにしました。と同時に、この繰返しは永遠に続くものではないこと、資本主義経済それ自身が新しい経済社会を準備していることも明らかにしました。  マルクスの「資本論」を読み、資本主義経済の分析を通して、どんな社会が待ち受けているか学ぼうではありませんか。

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