今こそ「資本論」を読もう 2017.3

◆1月の景気動向指数はマイナス−2か月連続

 景気の現状を示す1月の景気動向指数は、2か月連続でマイナスになりました。1月の景気動向指数は、一致指数(景気の現状を示すとされるている)が114.9と、前の月から0.7ポイント下落し、2か月連続で悪化しました(内閣府発表)。その主な原因は,北米向けの自動車の生産・出荷が減少したことだそうです。
 しかし、景気の基調は「改善を示している」との判断をしています。実際、先行指数(景気の先行きを示す)は、前月より0.6ポイント増加し、4か月連続で上昇しています。

 景気が良くなったり悪くなったりするのは、私たちが生まれたときからそうなのですから、当たり前のこと・自然なことと誰しも考えます。が、果たしてそうでしょうか。
 好況とは商品が活発に売買されることです。不況はその反対で、作っても売れず、欲しくても買えない状態です。好況と不況が繰り返す景気変動は、近代以前の社会にはなく、商品生産が発展するにつれて顕著に見られるようになりました。

 マルクスは、資本主義経済−社会の生産物がもっぱら商品として生産される社会では、景気変動は避けられないこと、またそうした生産様式は労働の生産力の発展の度合いによって規定されることを明らかにしました。

 労働の生産力は日々発展していますが、それに応じて生産様式はどのように発展するのでしょうか。マルクスの主著「資本論」から人類の未来を学ぼうではありませんか。

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