今こそ「資本論」を読もう 2016.9

◆減少続く労働者の賃金!

 7月の家計調査(速報)が, 8月30日, 総務省から発表されました。それによると, 2人以上世帯の, 勤労者世帯の実収入は1世帯当たり約57万円で, 前年同月比, 実質1.8%, 名目2.2%の減少だそうです。賃金の減少は, 対前年比どころか, 次のグラフで明らかなように過去20年, ずっと下がりっぱなしです。

過去25年間の賃金
(Hatena Blog 大手資産運用会社で働く金融マンのマネーライフ講座 より)

 家計調査はまた, 2人以上世帯の支出は約28万円, 前年同月比実質0.5%の減で, 減少は5カ月連続とも報じています。 商品は, 企業(産業資本)の労働者が生産し, 市場に溢れています。しかし販売が伸びず企業は経営難に陥っています。労働者は自分の生産したものが買えずにいます。こんな馬鹿げた状態がどうして生じるのでしょうか。労働者の賃金を引上げ, 可処分所得を増やせば景気は回復する, という人がいますが, それは上手く行きません。

 マルクスは主著「資本論」で, 資本主義経済の矛盾を解明し, その解決(止揚)の道筋をも明らかにしています。今こそ, 資本論を読もうではありませんか。

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