今こそ「資本論」を読もう 2016.8

 7月の参院選で, 「アベノミクスのエンジンを最大限にふかす」と叫んできた安倍自民党政権が圧勝しました。

 経済が好況のときは, 消費が拡大し, 物価が騰貴し, 賃金が上昇しました。そこで, 2-3%程度のインフレターゲットを設定し, 「異次元」の金融緩和を行ない, 賃金も引上げれば景気が良くなる, というのがアベノミクスです。しかしこの3年余, 一向に景気回復の兆しがありません。実質賃金も下がっています。それで「エンジンを最大限にふかす」と言うのですが, アベノミクスの失敗を告白したも同然です。

 8月, 政府は, 事業規模28兆円超の経済対策を講ずると閣議決定しました。結局は, 昔からある経済対策, 公共投資の拡大に進むようです。でもそれは, 借金財政の更なる悪化につながらないでしょうか。それで私たちの生活が良くなるのでしょうか。

 どんな社会でもその基盤は経済にあります。私たちの生活の未来を考えるとき, 経済の仕組み, 経済の運動の根本的な法則を理解しておかなければならないでしょう。資本主義経済の運動の法則─その矛盾と発展─を明らかにしたのが, K.マルクスの主著, 資本論です。  今こそ, 資本論を読もうではありませんか。

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