今こそ「資本論」を読もう 2016.7

◆カール・マルクス

 著者マルクスが生きていた時代のヨーロッパは, 7月革命(1830年), 2月革命(1848年), 普墺戦争(1866年), 普仏戦争(1870-71年)など, 動乱の時代でした。「ライン新聞」で論陣を張っていましたが, そうした中で経済の研究の必要性を痛感したそうです。 

 そして, ヘーゲル哲学の批判的検討から,

 「法的諸関係ならびに国家諸形態は, それ自体からも, またいわゆる人間精神の一般的発展からも理解されうるものではなく, むしろ物質的な諸生活関係に根ざしているものであって, これらの諸生活関係の総体をへーゲルは, 18世紀のイギリス人およびフランス人の先例にならって, 『市民社会』という名のもとに総括しているのであるが, しかしこの市民社会の解剖学は経済学のうちに求められなければならない」「物質的生活の生産様式が, 社会的, 政治的および精神的生活過程一般を制約する。」(経済学批判: 序言) 

と結論し, 経済学批判・経済学研究を開始しました。
 その成果をまとめたのが資本論です。ですから, 資本論は, 資本主義社会(ヘーゲルの「市民社会」)を, その土台から解明したものと言えます。

 社会の仕組みを根底から理解し, 問題を把握し, 解決の道筋を見つけるために, ぜひとも資本論を読もうではありませんか。

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