今こそ「資本論」を読もう 2015.10

 フォルクスワーゲン(VW)のディーゼル車に排ガス規制を逃れる不正ソフトウェアが搭載されていたことが発覚し, 問題になっています。その数, 世界で何と1000万台以上。東洋ゴムの, 不適合品の免震ゴムの出荷問題に引き続き, 防振ゴムの品質試験データ改竄が明らかになり問題になっています。そして今また, 旭化成建材の杭打ちデータ改竄が大きな問題になっています(2015.10)。企業というのは, そうまでして利潤を追求するものなのでしょうか!? そうまでしないと利益が得られないのでしょうか!?

 資本論を読むと, 利潤率の傾向的低下の法則というのが出てきます。資本の蓄積が進むとともに資本に対する利潤の割合が低くなるというのです。そのため企業は, より多くの利潤を得るために, より多くの生産物をよりたくさん販売しなければなりません。しかしそれには限度があるでの, 勢い, どんな手を使ってでも, ということになるのかも知れません。

 ところで利潤の源泉はどこにあるのでしょうか。”安く買って高く売る”では, すべての人が同じことをすると膠着状態に陥ります。それに, 商品は最終的には消費されるのですから, 社会からものがなくなります。したがって, ものを生産することのうちに利潤の源泉があります。その仕組みはどうなっているのでしょうか。そしてまた, 利潤を増やすことが困難になってくるのは何故でしょうか。

 この社会の仕組みを根底から理解し, 問題を把握し, 解決の道筋を見つけるために, 今こそ「資本論」を読みましょう。

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